新型インフルエンザの予防本部がユジノサハリンスクに設置
22:5028/05/2009

新型インフルエンザの予防本部がユジノサハリンスクに設置

ユジノ・サハリンスク市長のアンドレイ・ロプキンは、A/H1N1型ウイルスを持つ新型インフルエンザ高病原体が地域内に侵入した場合に備えて予防措置を実施するため資金を予備基金から拠出する旨の指示を出した。50万ルーブル以上がワクチン購入のために支出される。

ユジノ・サハリンスクは、サハリンのすべての輸送幹線の中心に位置するため、都市の住民がインフルエンザに感染するリスクはサハリン州の他の地域に比べて高い。A/H1N1ウイルスも含めた感染病の発生と伝播の警告目的で、州中心部では、衛生感染予防措置の総合計画が作成され組織化された。

 

タイの企業が、モスクワ郊外に畜産飼育場を建設

モスクワ州政府第一副議長イーゴリ・パルホメンコは、タイのビジネスマンが2012年までに、配合飼料工場の他に、ポドモスコヴィエ(モスクワ郊外)に近代的な畜産飼育場を建設すると発表した。

「建設の第一段階」はすでに終了している。配合飼料工場が建設され、その後、畜産飼育工場が建設されることになっている。これは、モスクワ州の経済への2億ドルの投資になるとパルホメンコは語った。

彼の発言によれば、」将来の畜産飼育場は、最も近代的なあらゆる技術を持つ施設になり、本プロジェクトは、世界の14ヶ国で自社活動を展開している「チャロエン・ポクパンド」社グループが所有・推進するだろう」とのことだ。

 

アムール沿岸地方で古代の軟体動物の見本が発見さる

N.I.グロデコフ記念ハバロフスク地方郷土研究博物館の自然課主任学術職員ボリス・デネコはロシア・ノーボスチ通信社に、同博物館の職員が百万年前に同地方に生息した古代軟体動物の見本を収集した探検隊から帰って来たことを発表した。

デネコ職員は、「博物館の職員たちはアムール河岸に百万年前に生息した古代軟体動物の収集作業にすでに2年間従事している。そしてその当時にはハバロフスク地方とユダヤ自治管区は海底にあった」と指摘した。

 

国営企業「チタン」、オムスク州にポリプロピレン製造工場を建設に

石油化学生産に従事するオムスクの国営企業「チタン」社は、2010年4月にオムスク州に年産18万トンの能力を持つポリプロピレン生産総合工場を稼動させる計画がある。この強力設備が建設されれば、35万人の新しい雇用創出、高品質で市場の需要を満たす輸入品に取って替わる商品の生産、そして予算への納税寄与の増大を可能にさせることになる。

 

火災から森林を守るスヴェルドロフスク州の失業者

スヴェルドロフスク州の失業者が火災から森林を守る作業に駆りだされている。31の山林区で州の250人の住民がこの作業に就いていると同州政府議長のヴィクトル・コクシャロフが発表した。

ロシア非常事態相セルゲイ・ショイグが統括する同省指導部とスヴェルドロフスク州指導部との実務会議で、コクシャロフ議長は、「現在、州では無償労働のヴォランティア火災予防グループを創設する作業が進められている。さらに、一時的に失業状態にある市民も、森林火災予防のための臨時警備として駆りだされている」と述べた。

 

ロシアと日本の旅行者、海岸沿いにサハリン全域を周回

ユニークな国際的総合学術探検隊「サハリン・パツィフィカ-2009」(サハリン平和隊-2009)が、水曜日(5月27日)にサハリン島を出発する。ロシアと日本の旅行隊は海岸線に沿って歩いてサハリン島全域を周回する計画だ。

探検隊の出発式は、5月27日に、サハリンの中心部であるポロナイスク市で行われた。日本の著名な登山家で極地旅行家のコクボ・ツヨシとロシアの考古学者であるポロナイスク郷土博物館の研究者セルゲイ・ゴルブノフを含むこの探検隊の参加者は、5月から11月までの半年間、サハリン島を海岸沿いに歩いて周回する計画だ。行程の総距離は3000km以上に及ぶ。探検の過程で、彼らは、地球力学、考古学。動物学、民族学、伝説額、などの研究を行ない、また、写真・ビデオ撮影をして、ロシアと日本の博物館や学術研究機関のために、様々な原料を収集する予定である。

 

サハリンで、海上犯罪行為阻止のための国際演習

ロシアと日本は、サハリン島沿岸で6月5日に、「海上犯罪行為阻止、難破船の救出及び人命救助」に関する共同演習を行なう。演習は、ロシアの連邦保安局国境警備隊と日本の海上保安局の部隊と船舶を動員した共同作戦をデモンストレートするものになる。

海上演習に先立ち、ロシア連邦保安局国境警備隊第一副隊長で元帥のウラジミール・プロニチェフの指導の下で、CIS諸国国境軍の指揮官協議会が行われる。6月4日にユジノ・サハリンスクで行なわれるこの協議会には、ドイツやフィンランド、そして上海協力機構(ロシア表記でШОС)の地域対テロ撲滅部隊の代表たちも参する。