ノーボスチ通信社:会社イメージの刷新計画と新しいロゴを導入
19:3521/12/2007

モスクワ、1221日、ロシア・ノーボスチ通信社。

 

ロシアで最大級の情報通信会社「ロシア・ノーボスチ通信社」(以下、通信社と略)は、通信社の変化する姿をスタイル化して示し、通信社のダイナミズムを強調するためにイメージを刷新する大規模な計画の実施を開始した。イメージ刷新で最初で最初に手掛けるのは、まず、ロゴ(会社標章)の変更だ。

 

新聞及びインターネットデザインの分野で世界的な著名な専門家マリオ・ガルシアにより作成されたロゴは、社名をスタイル化し社名に並んで丸バンド状の線の刻まれた球形のデザインで作成されている。会社のシンボルは、ロシア語アルファベットと国際語のラテン語アルファベットの2種類が作成された。

 

ノーボスチ通信社の前のロゴは過去15年間使われた。

 

ノーボスチ通信社編集長スヴェトラーナ・ミロニュークは、「ノーボスチ通信社は、近々3-5年以内に、ロシアをリードする主要マルチメディア情報会社になる課題を設定した。新しいロゴは、選ばれた戦略を実現するために通信社内部の変化をブランドの表現変更で約束し、変化を促進させることが目的である。当面の課題として、ロシアマスコミにとっては斬新な2階建てマルチメディア用「ニュースルーム」を建設し通信社の新しいマルチメディア情報商品を統合して編集し、発行することだ」と述べた。

 

ノーボスチ通信社の副社長のワレリー・レフチェンコの発表によると、ロゴの図形は、現代メディア市場の発展を技術的な特性を表現して決定されたとのことだ。

 

インターネットや携帯電話通信、衛星通信により、利用者がどこにいようと情報にアクセスすることが可能になる。従い、新しいロゴの基礎的な形として、量感あふれる形状、すなわちノーボスチ通信社が地球規模で情報をキャッチし、文書形式から新しいマルチメディア、次元への移行を象徴化できる球形、が選ばれたとレフチェンコ副社長は語った。

 

デザイン作成者のガルシアは、メディア・デザインの分野で30年以上の経験を持つ。彼の手掛けた仕事には、Wall Street Journal紙とDie Zeit紙のデザイン刷新、Bank of AmericaとIntel社用の仕事、Gulfnews、Dow Jonesその他世界の会社のインターネット情報源の刷新などがある。

 

ノーボスチ通信社の新しいロゴは、現代的要素と古典的要素を兼ね備えている。この組み合わせは、通信社の戦略を考えると非常に適合しており、ロゴは長く使われるだろうと確信するとデザイナーのガルシアは述べた。

 

新しいロゴとそれと基礎にした会社のスタイルの導入は段階に行なわれる。新しいロゴはすでに、ズボフスキー通りにある通信社の敷地の構成に使われ始めた。

 

ノーボスチ通信社は、1941-1961年までソヴインフォルムビューロー(ロシア情報ビューロー)、そして1961-1991年までAPNという会社名から改名され今日の社名に至る。現在はロシアで存在する最大級の情報通信社になり、同社が主管するマルチメディアサイトは、ロシア語インターネットの情報源の中で最も閲覧者が多いサイトの1つだ。

 

ノーボスチの地域サイトはロシアの50以上の都市で作動している。通信社の中央プレス広場では、モスクワのその他のすべてのプレス広場よりも多くの大会議、円卓会議、通信衛星会議が行われている。通信社は8ヶ国語のサイトで世界各地の支局から情報を発信し、世界の主要情報会社やマスコミとの協力関係を確立していることでも世界的名声を博している。

 

ノーボスチ通信社の写真保管所には、現代及び過去の新旧の写真や図表コレクションが60万点以上保管されている。