イルクーツクの石油企業、ガスの採掘加工プロジェクトに90億ルーブルを投資
イルクーツクの石油企業(露語略INK)の取締役会長兼主要株主(保有者)であるニコライ・ブイノフ氏は、同企業が2014年にガスの採掘加工プロジェクトの推進に90億ルーブル(270億円)を投資する意向があることを発表した。
INKグループ企業は昨年、同企業管轄下の鉱床が埋蔵するガス及び石油精製の埋蔵量を開発するための潜在的投資の可否について「フィジタビリティー」(投資採算性があるかどうかの)調査の準備に取り掛かっていた。
年間65万トンのポリエチレンとポリプロピレン、さらには、その製造量は将来的には年間最大100万トンまで増産できる可能性を持つ近代的製造設備の設置を想定している。
2014年から始まる投資額は、1100億-1200億ルーブルに達すると評価されている。
予想によると、新設される製造設備の建設期間には450人以上の高水準の有資格技術者の受け入れと数千人の雇用創出を見出すことができるだろうとしている。
ロシアの2013年のガス採掘量は、2%増、輸出は10%増となる
燃料エネルギー産業企業の統一エネルギーシステム会社が纏めたデータから、2013年のロシアのガス採掘量は、昨年同期比2%増の6680億240万立米、輸出は10%増の2049億1100万立米となったことが判明した。ロシアで最大のガス製造企業で株式公開上場企業の「ガスプロム」の昨年のガス採掘量は0,4%減の4804億5000万立米に減少した。NOBATEK(ノヴァテク、独立系天然ガス採掘販売会社でロシアではガスプロムに次いで2位を占める)は2013年に5,3%増の621億6700万立米を採掘した。ロシアの昨年のガスの国内需要は0,8%減の4562億2200万立米だった。
遠方外国への昨年のガス輸出は23,9%増の1393億2000万立米、近隣外国への輸出は逆に13,6%増の510億9500万9立米だった。その他の外国からのガスは1-12月で273億2500万立米、これは2012年比の13,7%減だった。
液化天然ガスの輸出については、昨年はアジア太平洋地域諸国へは144億9500万立米で、これは2012年比で1%の減少だったとのことだ。
ロストフ州、初めて、低交付金地域の1つに入る。
ロシア財務省の決定を引用して、ロストフ州知事の広報室は、同州が、ロシアで初めて、連邦交付金配分額が低くて済む地域の1つに入った。同州は、20%から60%までの範囲の交付金(割当金)配分を国家予算に頼っていたが、現在は20%に満たない交付金配分で賄える地域のリストに編入したと発表した。
ロストフ州の交付金(割当金)の低い地域になった背景には、同州自らの税収の増大と同州自身の税収以外の所得の増大が挙げられる。
発表では、「同州は、このことにより国家予算からの地域への交付金の水準を低くするというウラジーミル・プーチン大統領が設定した課題を達成した」としている。
例えば、2010年には同州は自らの財政予算で530億ルーブル(1590億円)を補っていたのだが、2011年には600億ルーブル、2012年には780億ルーブル、そして2013年には890億ルーブルを自らの予算で補える状況になると予測されている。
「同州の新しいグループへの移行は、その社会経済発展の問題を独自の力で解決する可能性を拡大することにつながるだろう。さらに、上記発表によると、ロシア財務省が行ったモニタリングの結果から、ロストフ州は3年連続で、地域財政管理の分野で、第1位という最高の水準が授与されていると指摘している。
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