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日本の「POLA」がロシアの化粧品市場に進出
09:2929/11/2007
 

ヤナ・ミチシェンコ、ロシア・ノーボスチ通信社。

 

日本企業「POLA」が、モスクワの権威ある中央百貨店«ЦУМ»(通称「ツム」)にスキンケア(肌の手当て)用の化粧品販売の店舗を開設した。

「POLA」は、1929年から続く日本の著名な会社だ。1958年に同社は初めて海外市場としては初めての香港に自社製品を紹介した。それ以来、「POLA」は、中国、韓国、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、そして太平洋の向こうのアメリカにも活動範囲を広げた。しかし、ロシアの市場には、「POLA」の名前も商品も知られていなかった。

「第一に、ロシアの化粧品市場は充分に発達している」ことがロシアでビジネスを始める決定に至った理由であるとPOLAのマクシム・オヤマダ部長は説明した。さらに、種々のブランドで化粧品市場が飽和状態になっていながらも、ロシアで要求されるのはまさにスキンケア用の化粧品である。これはまさにPOLAの主要商品に合致すると述べた。

POLAはロシアでの今回の最初の店舗の成功に非常に大きな期待を寄せている。「すべてに対し、すべての商品について我々には時間があまりなかった。わずか5ヶ月だった。このように短い期間に我々は、法人登録を済ませ、すべての書類上の手続きを終了することができた。日本の他社に比べてこれは非常に速い。決してすべての会社がツムでこのような短期間の店舗開設を自慢できるわけではない。我々は、今後もこれに劣らず順調に発展して行くことを期待している」とマクシム・オヤマダ部長は述べた。オヤマダ部長によれば、POLAはロシアでは成功するあらゆるチャンスが揃っているとのことだ。彼は幾つかの理由を挙げた。

まず第一に、ロシアの化粧品市場には模造品が溢れている状況で、POLAは「厳しい製品管理」体制を築く意向である。管理体制は、原料の検査から完成品の梱包の品質まで含めた全生産ラインで徹底して行なわれる。POLA社の企業理念の一つに、作業のそれぞれの段階での生産工程ですべての要求を徹底遵守させることがある。オヤマダ部長は、まさにこれを実現することは非常な困難を伴うかも知れない。「我々は、品質という高いバーを維持できた時にロシア市場での成功を勝ち取ることができる」と主張した。

第二に、POLAは、ロシアの香水と化粧品市場に日本人にとっては伝統的だが、ロシア人にとっては全く未知のサービス、プロフェッショナル的なコンサルタントサービスの提供を導入するつもりだ。POLA社の企業活動には、総合的かつ個人的に各顧客に接するということが基礎になっている。それはつまり、資格を持ったコンサルタントがまず最初、女性の生活様式や肌の特質、希望について完全にイメージの把握をするよう努力し、その後総合的に肌のケアについてアドバイスを与えることを意味する。オヤマダ部長によれば、POLAが美に対して「一体化」したケアが出来るのは顧客に対しまさにこのような接しているからであると述べている。