アンドレイ・キスリャコフ、ロシア・ノーヴォスチ通信社に寄航。
世界の地質研究会は警告している。現在我が地球上では地震活動の積極化が進んでいると。しかしこの状況はほんの序の口だ。最近の3年間だけでも、例えば、パキスタンで数10回の地震が発生した。2005年3月には同国で、8万人が堆積となって死亡した。最後の自然の嵐になった10月30日には、犠牲者の数は数十万人になった。2004年末の恐ろしい「アジアの津波」の際の数万人の犠牲者も忘れることができない。最近の事例を見ても、中国で再び、アフガニスタンではつい最近、起きている。
近年、我が地球を呑み込んでいるこれらの自然の大惨事は、世界は政治的だけでなく、残念ながら、天候も不安定の時代に入ったことを物語っている。環境分野の生物学者や専門家など殆どの学者は、地球上の気候が壊滅的に変更している責任は人間自身にあると考える傾向にある。産業活動、例えば地球温暖化を導く温室効果の役割は、間違いなく著しいものがあるが、人的以外の原因も分析する必要がある。
惑星である地球は自分自身の軸の回りを回転しているが、その回転は益々遅くなっている。これを証明しているのが、地球回転国際サービスが恒常的に昼夜の長さに、秒数を加えていることだ。
2004年に発言されたモククワ気候研究所教授イーゴリ・コプイロフの意見によると、まさにこの事実が巨大な電気機械である地球のエネルギーバランスを狂わす主要要因になっているとしている。コプイロフ教授は、地球は、地球的規模の移行プロセスの最初の段階に入ったと確信している。地球の磁場の弱化が指摘されたのは20世紀の始めだった。そして、回転数が安定的に減少していることは、1980年代末から90年代始めに掛けてであった。地球の年間の1秒当たりの回転数の減少の結果、人類の産業活動の結果放出されるエネルギーの総量を数百倍上回る巨大な熱エネルギーの放出が起こっている。
地球でのすべてのプロセスは我々の銀河系の中の太陽系の状態に依存する宇宙サイクルによって決まるという一般的に認められた事実が正しいとするならば、人類は、今日実際に、定期的に訪れる世界的洪水の瀬戸際に立っていることになる。
地球と共に太陽系は、スパイラル状のだ円軌道に沿って動いている。大きなスパイラルの時間のステップは2億-2億1000万年、小さな銀河サイクルを決めている小さいステップは2万6000年だ。つまり、小ステップの半サイクルは130世紀続くことになる。これは、殆ど正確に最後の世界的な洪水が起こった日と合致する。そして、洪水が現実の事実だったことは疑いの余地がない。この出来事は、神話や多くの民族の伝説に記録され、バイブルにもその記録が残っている。
世界的な洪水の日付は非常に正確に記録されている。日付は紀元前11100年だ。これを見ると、地球の文明社会が40万年発展していると考えるなら、その間、30回の世界的洪水が起こったことになり、我々は31回目の洪水の始まりを見ようとしている。
人類の尺度ではその巨大な年月のため、宇宙サイクルは人間の生活にはあまり表面上に出ないが、銀河サイクルの積極的初期の部分は、文明の発展にとって非常に重要な意義を持っている。ロシアの学者の意見では、銀河サイクルのまさにこの時期に、現在が、地球は差し掛かっているとしている。
評価に従うと、「地球という惑星」の電気モーターにおけるすべてのこの移行プロセスは3つの段階に分解できる。最初の段階は、期間が300-500年の横の流れの方向の比較的速い変更(電気機械の原理にもどづくと)は、北極の磁場が北氷洋の東海域に変移する時、地球の磁場の変更をもたらす。地球の磁場の変更は、強い磁気嵐と地震と海洋水と大気の循環の変動を呼び起こす壊滅的大気現象を伴う。
磁場の変更は、地球のオゾン層内部の変更も引き起こし、放射レヴェルの変動によって生物相の進化で急激で突発的な動きを誘発する。地球の平均気温の上昇は、氷河の集中的な溶解と世界の海洋水の水準を上げる。
移行プロセスの最初の「暖かい」段階が、最も短く最も積極的だ。この時期に、比較的早い地球の制動(ブレーキ)が起こり巨大な量の熱が放出され、それが地球規模の温暖化を導く。
第2段階では、磁場は安定する。地球はゆっくり自分の軸を回る回転数を高め、電気モーター「地球」は、規準に近い体制の段階に出る。回転数が上がれば寒冷を導き、再び氷河が発生する。そして海洋水は以前の水準を占める。
第3段階では、移行プロセスは終わり、地球の回転数は安定し、地球のエネルギー・バランスは、最近の千年の条件に特徴的に現れている。
最後の世界的洪水の後、東から西に掛けて大量の人口移動が始まった。そして今度は東への大量に移動しなければならないのか?
どうやら、シベリアをいかに発展させるかを真剣に考えなければならなくなるだろう。