「メディアロギア」社の2008年の第3四半期の調査で、ロシアの国際情報会社、ロシア・ノーヴォスチがロシアのマスコミで引用される回数でトップの座を守っていることが判明した。
会社の報告は、3500件のロシアの印刷及び電子出版物の公開情報源からの情報を分析した結果をもとに作成された。
「メディアロギア」社のデータによれば、7月から9月までの期間で、マスコミに引用された回数は、ロシア・ノーヴォスチ通信社が14万114回、インターファックス通信が9万6012回、イタル・タス通信が7万8315回、ロイター通信が、3万3522回、5番目は「Regnum」通信で2万7765回だった。
本年の1月から6月までの期間では、ロシア・ノーヴォスチ通信社はやはりマスコミの間での引用回数でトップで、その回数は22万6132回、イタル・タスが14万2717回、インターファックスが13万6944回、ロイターが5万5323回だった。
中央の(連邦の)マスコミでは、ロシア・ノーヴォスチ通信社の発表は第3四半期で、6万2336回、インターファックスで、3万8146回、イタル・タスで3万6772回、ロイターで14870回、「Agence France Presse」社で6403回だった。
地域のマスコミでは、ロシア・ノーヴォスチの引用回数は、3万7802回、インターファックスで3万3838回、イタル・タスで3万2923回だった。4番目、5番目は、それぞれRegnumの2万798回、ロイター通信の5721回だった。
インターネット上のマスコミ引用回数でも、ロシア・ノーヴォスチ通信社が、やはり、1位を占め9万3384回、インターファックスが5万5308回、イタル・タスが3万2694回、ロイター通信が1万9974回、「Regnum」社が1万4494回だった。競合相手がロシア・ノーヴォスチ通信社を上回ったのはテレビ報道回数のみであった。ロシアのテレビ報道で引用回数が最も多いのはイタル・タス(2万481回)だった。2位はインターファックスで9897回、ロシア・ノーヴォスチは5008回で3位に甘んじた。4位、5位はそれぞれロイターの719回、「Agence France Presse」社の306回だった。
「メディアロギア」社のシステムは、量的並びに質的にも情報を分析している。システムは情報を個人、法人(組織、党、団体)、地名、ブランド商品の4つの種類に分類し、それらが何回引用されているかで引用回数を示している。システムは2万5000件以上のデータが自動的に処理できるようになっている。