メドベージェフ、「トランスネフチ」社の投資計画について会議を遂行
14:4319/02/2014

 

 

 

 

 

 

 

メドベージェフ、「トランスネフチ」社の投資計画について会議を遂行

 

政府広報室は、ロシアのドミトリー・メドベージェフ首相がパイプライン輸送の強化の見通しを検討し、「トランスネフチ」社の投資プロジェクトの長期モデルを決定する会議を開いたことを発表した。

会議参加者たちは、さらに、中長期的見通しで同社の料金及び配当政策についても論議した。会議には、アンドレイ・ドゥヴォルコヴィッチ副首相、アレクセイ・ノヴァクエネルギー相、アントン・シルアノフ財務相、そしてアレクセイ・ウリュカエフ経済発展相が参加した。

「トランスネフチ」社の2014-2020年の期間の現行の投資計画は、最大5800万トンまで「東シベリア-太平洋」間の石油パイプラインで輸送を拡張する計画が盛り込まれている。その場合のコストは4610億ルーブル(1兆5213億円)掛かる。

「トランスネフチ」社は、石油企業としてこの計画に非常に高い関心を示していると指摘した。同社のこの指摘から、2030年には同社が予測する年間8000万トンの輸送量は2020年にももう現実的なものになるだろうと予測されている。

「トランスネフチ」株式会社は世界でも最大級のパイプライン会社で、幹線石油パイプラインを4万8700km保有している。「トランスネフチ」社を管理する株数は78%だが、それは国家が保有しており、管理権については100%国家の掌中にある。同社の優先株は民間の保有者が保有している。

 

 

 

 

 

 

ロシア、今週にウクライナのユーロ債の次の買付けを行なう

 

アントン・シルアノフ財務相は、ロシアは今週20億ドル(2000億円)のウクライナが発行するユーロ債券の次のトランシュ(買取)を行なうと発表した。

昨年末ロシアは、最大150億ドルに及ぶウクライナ発行のユーロ債券を購入する決定を採択した。暫くして、30億ドルの最初のトランシュ(買付)が行なわれた。

シルアノフ相は記者団に、ロシアの次のトランシュ買付はいつかとの質問に回答する形で、「それは今週に行ない、買付額は20億ドルになろう」と述べた。

 

 

 

 

 

 

ロシア中銀、2月17日に主要通貨のレートの回廊境界額を34,7-41,7ルーブルに引き上げた

 

ロシア中銀は2月17日に、主要通貨回廊の浮遊(floating)バスケット(0,55ドルと0,45ユーロ)を5コペイカ増の34,70-41,70ルーブルに引き上げたことが同行の資料から判明した。

中銀は、為替政策の目安としてルーブル価格で表示された主要通貨間のバスケット額を利用している。その境界の許容数値の範囲は浮遊(floating)回廊で設定され(現在の範囲は7ルーブルに設定されている)、その境界額は中銀が通貨介入のために貯蓄してある3億5000万ドルに達成したら、5コペイカずつ修正されることになっている。

本年始めから回廊額はすでに1,65ルーブル引き上げられた。因みに昨年1年間の引き上げ額は1,4ルーブルだった。2014年年初の時点の回廊の境界額は33,05-40,04ルーブルだった。

 

 

 

 

 

 

ロスイムーシチェストヴォ、民営化の大規模取引は第2四半期まではないと発表

 

ロスイムーシチェストヴォ(ロシア連邦国家資産管理局)のオリガ・デルグノワ局長は記者団に、2014年で計画されている国営企業の株式民営化は第2四半期(4-6月)までは大規模な取引はないかも知れないと発表した。

デルグノワ局長は、ドミトリー・メドベージェフ首相の下で開催された民営化

問題についての会議を総括して「第1四半期(1-3月)には取り引きのための準備、第2四半期以後にその実行が予測される」と述べた。

 

 

 

 

 

 

「ルサール」の2013年のアルミニウム生産量、8%の減少

 

統合株式会社「ルサ-ル」は、同社の昨年のアルミニウム生産量が1年前の417万3000トンに対し、8%減の385万7000トンに減少したことを発表した。

昨年のアルミニウム生産量の減少は、非効率的な生産設備を削減する計画の一環でロシアのヨーロッパ地区での「ルサール」の大部分の企業と、さらにナイジェリアのALSCON工場でアルミニウムの生産を停止したことが原因になっている。同じ計画の一環でアルミニウムの生産は、電流削減のためシベリアの複数の工場でも減少した。

同社のプレスリリース(短信発表)では、「現時点で既存の情報から判断して、先が読めない状況はあるものの、2014年も同社のアルミニウムの生産量は、2013年9月に発表された非効率生産設備削減計画の一環で350万トンまで落ちるだろうと予測される」と指摘されている。

発表では「ルサール」のオレク・デリパスカ社長の発言を引用して「2014年には我が社は、経済的に効率の良くない生産設備での生産の縮小を続け、そのことにより現在の市場の傾向を維持する」との声明を出した。

 

 

 

 

 

 

これは、Kotsyuba Sergey によって収集及び編集された、RIA Novosti  (ロシア・ノーボスチ通信社) 報道のダイジェストです。この情報を使用する場合、必ず、RIA Novosti  (ロシア・ノーボスチ通信社)、を引用して下さい。

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以上。